男子テニスツアーのゼネラル・オープン(オーストリア/キッツビューエル、クレー)は6日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
D・ティエム(オーストリア)がラッキールーザーで本戦出場を果たした元世界ランク22位の
A・モンタネス(スペイン)と対戦し、ティエムから7-6 (7-3), 3-2の時点でモンタネスが左足首の負傷で途中棄権を申し入れたため、3大会連続のベスト4進出を決めた。
両者は今回が2度目の対戦となり、ティエムとモンタネスの対戦成績は1勝1敗となった。
この試合、第1セットは両者3度のブレークに成功してタイブレークに入り、ティエムがタイブレークの7-3で先取した。
続く第2セットでは、ティエムが1ブレークアップとリードしていたが、モンタネスが左足首の負傷で途中棄権を申し入れたため、ベスト8進出となった。
21歳のティエムは、今年5月のニース・オープンでツアー初優勝。7月に行われたクロアチア・オープン、スイス・オープン・グシュタードでは2大会連続優勝を飾り、大会後に発表された世界ランキングでは、自己最高位となる21位に浮上した。今回は3大会連続のタイトル獲得を狙う。
準決勝では第6シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。
コールシュライバーはこの日、第3シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)を7-6 (7-0), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
さらに、元世界ランク9位の
N・アルマグロ(スペイン)が
D・ラヨビッチ(セルビア)をストレート、予選勝ち上がりの
P・H・マチュー(フランス)が
F・デルボニス(アルゼンチン)をフルセットの末に下し、それぞれ4強入りを決めた。
33歳のマチューは、今年の全仏オープン1回戦で
錦織圭(日本)と対戦しており、その時は錦織がストレートで勝利していた。
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