男子テニスツアーのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード)は1日、シングルス準決勝が行われ、第5シードの
M・バグダティス(キプロス)が第7シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)に6-7 (4-7), 6-3, 7-6 (7-4)の逆転で勝利し決勝進出。今季初優勝へ王手をかけた。
第1セット、どちらもサービスキープのままタイブレークに突入するも、4-7でこのセットを落としてしまう。
第2セットでは、バグダティスが自身のサービスゲームをしっかりキープし、1度のブレークに成功して1セットオールにする。
勝敗を決める第3セットはどちらも2度のブレークに成功し、この試合2度目のタイブレークとなるが、バグダティスが7-4で取り、2時間33分で勝利した。
世界ランク47位のバグダティスは、キャリア通算4勝をあげており、2006年8月に記録した世界ランク8位が自己最高位。
2006年の全豪オープンではノーシードから勝ち上がり、
A・ロディック(アメリカ)ら強豪を次々と破る快進撃でグランドスラム初の決勝進出。決勝では
R・フェデラー(スイス)に敗れるも大健闘を見せた。
今季は、6月のAEGONノッティンガム・オープンでのベスト4が最高成績となっており、今回はツアー大会初の決勝進出となった。
決勝では、第1シードの
J・イズナー(アメリカ)と対戦する。イズナーは準決勝で予選勝ち上がりの
D・クドラ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。バグダティスは、イズナーとの対戦成績を0勝5敗としており、1度も勝利したことがない。
世界ランク19位のイズナーは、この大会で2010・2011年に準優勝、2013・2014年で優勝を果たしており、今回3連覇を狙う。
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