男子テニスツアーのコンズム・クロアチア・オープン・ウマグ(クロアチア/ウマグ、クレー)は25日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
D・ティエム(オーストリア)が第1シードの
G・モンフィス(フランス)を1-6, 6-3, 6-1の逆転で撃破し、ツアー2勝目に王手をかけた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、ティエムはモンフィスにファーストサービスが入った時に92パーセントと高い確率でポイントを取られ、2度のブレークを許して第1セットを落とす。
しかし、第2セットから調子を上げたティエムは、第1セットでは41パーセントだったファーストサービスのポイント獲得率を73パーセントに上げ、1度ブレークに成功してこのセットを奪い返す。
勢いに乗ったティエムは、第3セットでも安定したサービスゲームを展開し、1時間27分で逆転勝利をおさめた。
ツアー2勝目をかけ、決勝で
J・ソウサ(ポルトガル)と対戦する。
21歳のティエムは、今年5月に行われたニース・コート・ダジュール・オープンで
L・マイェール(アルゼンチン)を下してツアー初優勝。今回はツアー2勝目まであと1歩に迫った。
また、昨年7月は世界ランク50位だったが、現在は自己最高位となる26位。
今年のゲリー・ウェバー・オープンでは
錦織圭(日本)と対戦し、敗れるも接戦を繰り広げていた。そんなティエムに対し、錦織は「サーブも背のわりに結構良い。フォアもしっかりしている」と評価していた。
一方、ティエムと決勝で対戦するソウサはこの日、第2シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を4-6, 6-2, 6-3の逆転で破って決勝進出を決めている。
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