近年、男子テニスでは往年の名プレーヤーがコーチに就任するとグランドスラムで活躍する傾向がある。トップ10では
S・ワウリンカ(スイス)と
M・チリッチ(クロアチア)は新コーチ就任後にグランドスラム初優勝、
錦織圭(日本)は決勝へ進出するなど大きな飛躍を遂げている。
【ノヴァーク・ジョコビッチ】
2014年から
Bo・ベッカー(ドイツ)がコーチに就任後、
N・ジョコビッチ(セルビア)はグランドスラムで2014年の全豪オープン、2014・2015年のウィンブルドン2度の優勝。2014年のウィンブルドン優勝後は世界ランキング1位へ返り咲いた。
【ロジャー・フェデラー】
2013年の10月にポール・アナコーン氏との3年以上に渡るコーチ契約が終了。2014年からは子供の頃からの憧れである
S・エドバーグ(スウェーデン)がコーチに就任。
R・フェデラー(スイス)は2014・2015年のウィンブルドンで準優勝を飾った。
【アンディ・マレー】
2014年に女子で元世界ランク1位の
A・モレスモ(フランス)、さらに今年は
J・ビョークマン(スウェーデン)をコーチに招いた
A・マレー(英国)は2015年の全豪オープンで決勝進出、全仏オープンとウィンブルドンで4強入り。
【スタン・ワウリンカ】
2013年、ワウリンカは元世界ランク2位の
M・ノーマン(スウェーデン)(スウェーデン)をコーチに招き入れる。以降、2014年の全豪オープンでグランドスラム初優勝。今年は全仏オープン決勝でジョコビッチを破りグランドスラム2勝目をあげた。
【錦織圭】
2013年の12月、元世界ランク2位の
M・チャン(アメリカ)がコーチに就任することが決まった。その後、錦織は全米オープンでグランドスラム初の決勝進出。さらに世界ランキングトップ4入り、ツアーファイナルではベスト4へ進出した。
【ミロシュ・ラオニチ】
2013年から元世界ランク3位の
I・リュビチッチ(クロアチア)がコーチに就任。2014年のウィンブルドンで
M・ラオニチ(カナダ)はグランドスラム初のベスト4へ進出した。
【マリン・チリッチ】
2014年に元世界ランク2位の
G・イバニセビッチ(クロアチア)が就任、その年の全米オープンではフェデラー、錦織らを次々と下しグランドスラム初優勝。その後、ツアーファイナル初出場を果たす。
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