12日まで行われていたテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は、男子は
N・ジョコビッチ(セルビア)が2連覇、女子は
S・ウィリアムズ(アメリカ)が3年ぶり6度目の優勝で幕を閉じた。大会を終えサービスエース数やブレーク成功回数などの記録が発表され、最速サービスのスピードでは世界ランク68位の
S・グロス(オーストラリア)が約237キロのサービスを叩き出した。
グロスの大会最速サービスは、ウィンブルドン3回戦の
R・フェデラー(スイス)戦でのことで、約237キロのサービスを放った時には会場からどよめきが起きるほどだった。
最多サービスエース数のランキングは以下の通り。
※()の中はサービスエース数と試合数。
1位 S・グロス(約237キロ)
2位
M・ラオニチ(カナダ)(約233キロ)
3位
J・イズナー(アメリカ)(約225キロ)
4位
K・アンダーソン(南アフリカ)(約223キロ)
5位タイ
G・ディミトロフ(ブルガリア)(約221キロ)
5位タイ
S・ワウリンカ(スイス)(約221キロ)
5位タイ
I・カルロビッチ(クロアチア)(約221キロ)
8位タイ
JW・ツォンガ(フランス)(約219キロ)
8位タイ
D・ティエム(オーストリア)(約219キロ)
8位タイ
F・ロペス(スペイン)(約219キロ)
8位タイ
S・クエリー(アメリカ)(約219キロ)
8位タイ
N・キリオス(オーストラリア)(約219キロ)
となった。
今回1位となったグロスは、2012年の下部大会である韓国チャレンジャーで時速263キロのサービスを叩き出しており、これは世界最速記録となっている。
2位のラオニチは、キリオスとの3回戦で強烈なサービスを放ち、キリオスがサービスの速さに、その場に茫然と立ち尽くし手からラケットを落としてしまうほどのサービスを披露していた。
また、昨年のウィンブルドンでの最速サービススピードは、
J・ヴェセリ(チェコ共和国)の約230キロのサービスだった。
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