テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は29日、トップハーフ(対戦表の上半分)の男子シングルス1回戦が行われ、四大大会初優勝を狙う第5シードの
錦織圭(日本)が世界ランク55位の
S・ボレッリ(イタリア)に6-3, 6-7 (4-7), 6-2, 3-6, 6-3のフルセットで勝利して初戦突破、2回戦で同60位の
S・ヒラルド(コロンビア)と対戦することが決まった。また、錦織と同ブロックにいた第28シードの
P・クエバス(ウルグアイ)は1回戦で
D・クドラ(アメリカ)に7-6 (7-4), 6-4, 3-6, 2-6, 2-6の2セットアップからの大逆転負けで初戦敗退となった。
【会場でしか買えない 全英タオル】上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は4回戦では第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)か第17シードの
J・イズナー(アメリカ)、そして準々決勝では第1シードで昨年覇者の
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する厳しい組合せとなっている。
昨年の全米オープン決勝で錦織のグランドスラム初優勝を阻んだチリッチは1回戦で
守屋宏紀(日本)に6-3, 6-2, 7-6 (7-4)のストレートで勝利。208センチの長身イズナーは
添田豪(日本)を7-6 (7-5), 6-4, 6-4のストレートで下した。ディフェンディングチャンピオンの王者ジョコビッチは難敵
P・コールシュライバー(ドイツ)に6-4, 6-4, 6-4のストレート勝ちをおさめて初戦突破を果たした。
また、この日はクエバスの他にもシードダウンが起き、第19シードの
T・ロブレド(スペイン)は予選勝者の
J・ミルマン(オーストラリア)に2-6, 3-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦で姿を消す波乱に見舞われた。
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