男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝)は18日、シングルス2回戦が行われ、大会3度の優勝を誇る
A・マレー(英国)が世界ランク42位の
F・ベルダスコ(スペイン)を7-5, 6-4のストレートで下し、大会2年ぶり5度目のベスト8進出を決めた。
両者は今回が12度目の対戦となり、マレーはベルダスコとの対戦成績を11勝1敗とさらにリードを広げた。
この試合、第1セットは両者1ブレークずつブレークに成功するも、マレーがゲーム終盤に2度目のブレークに成功して先取。
第2セットでは、ベルダスコに4度のブレークチャンスを与えてしまうも、それを全てしのいだ。そして、このセットだけで7度のダブルフォルトを犯したベルダスコの隙をついて1ブレークに成功し、マレーが1時間32分で勝利をおさめた。
準々決勝では、世界ランク48位の
G・ミュラー(ルクセンブルグ)と対戦する。
過去同大会でマレーは、2009・2011・2013年と3度優勝を飾っており、昨年は大会2連覇を狙うも2回戦で
R・シュティエパネック(チェコ共和国)に敗れて8強入りを前に早期敗退を喫していた。
今年のウィンブルドンで2度目の地元優勝を狙うマレーは、2013年の決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)を下し、1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりとなる悲願の地元優勝を果たす快挙を達成。昨年は2連覇を狙っていたが、準々決勝で
G・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れて連覇を阻まれた。
また、今大会の上位シード勢がベスト8進出を前に姿を消す波乱に見舞われている。今年の全仏覇者で第2シードの
S・ワウリンカ(スイス)と昨年覇者で第6シードのディミトロフが2回戦敗退、第5シードの
R・ナダル(スペイン)が初戦で敗れているが、マレーは波乱に巻き込まれることなく順当に8強入りを決めた。
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