女子テニスツアーのAEGONクラシック(イギリス/バーミンガム、芝)は16日、シングルス1回戦が行われ、第12シードの元女王
V・アザレンカ(ベラルーシ)が世界ランク38位の
V・レプシェンコ(アメリカ)に7-6 (9-7), 6-4のストレートで勝利し、順当に2回戦進出を決めた。
この試合の第1セット、両者は2度のブレークに成功してタイブレークに突入。接戦となるも、アザレンカがこのセットを先取する。
第2セットでもペースを崩さなかったアザレンカは、ファーストサービスが入った14本中13本をポイントに繋げ、レプシェンコに1度のブレークを許すも、それを上回る2度のブレークに成功して1時間53分で勝利した。
元世界ランク1位のアザレンカは、左足の怪我により昨年の全仏オープンを欠場。その後は3カ月以上ツアーから離れ、治療とリハビリにあてていた。そのため、昨シーズンは思い通りの成績が残せておらず、2月には世界ランク48位にまで落としていたが、現在は25位に上げてきている。
勝利したアザレンカは、2回戦で世界ランク34位の
Z・ディアス(カザフスタン)と対戦する。
また、同日に行われた2回戦で、第1シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が
N・ブローディ(英国)に6-4, 6-2のストレートで難なく3回戦に進出を果たした。
3回戦では、
K・クーカロバ(チェコ共和国)と
C・ガルシア(フランス)の勝者と対戦する。
世界ランク3位のハレプは、今季2月に行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権女子で今季2勝目をあげ、その後のBNPパリバ・オープン女子でも優勝、翌週のマイアミ・オープン女子では
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れるもベスト4進出と好成績を残していた。
しかし、先日行われた全仏オープンでは、2回戦で
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)にストレートで敗れて早期敗退を喫し、クレーコートシーズンを締めくくっている。
芝シーズン初戦となる今大会で勝ち抜き、今後に弾みをつけたいところ。
また、今大会には
奈良くるみ(日本)、
土居美咲(日本)も出場。奈良くるみは1回戦で
K・シニアコバ(チェコ共和国)にストレートで敗れて初戦敗退。土居美咲は予選を勝ち上がり、本戦1回戦で
M・プイグ(プエルトリコ)にストレートで勝利して2回戦進出を果たしている。
>>AEGONクラシック対戦表<<
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