テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、6年ぶりのタイトル獲得を狙う第2シードの
R・フェデラー(スイス)は世界ランク57位の
M・グラノジェルス(スペイン)を6-2, 7-6 (7-1), 6-3のストレートで下し、12年連続の3回戦進出を決めた。
両者は今回4度目の対戦となり、フェデラーは対グラノジェルス戦を4戦全勝とした。
この試合の第1セット、フェデラーはファーストサービスが入った13本中10本をポイントに繋げ、グラノジェルスに1度もブレークチャンスを与えずにこのセットを難なく先取。
第2セットでは、両者1ブレークでタイブレークに突入するも、フェデラーはグラノジェルスにわずか1ポイントしか許さずに2セットアップとする。
第3セットでは、完全に流れに乗ったフェデラーが一気に攻め立てて3回戦進出を果たした。
勝利したフェデラーは、3回戦で世界ランク88位の
D・ズムル(ボスニア)と対戦する。このままフェデラーが順当に勝ち進めば、準決勝で第5シードの
錦織圭(日本)と対戦する可能性がある。
今期のクレーコートシーズン、フェデラーはモンテカルロ・マスターズ3回戦で
G・モンフィス(フランス)にストレートで負けるも、イスタンブール・オープンでは決勝で
P・クエバス(ウルグアイ)を下して優勝。
しかし、マドリッド・マスターズでは初戦で
N・キリオス(オーストラリア)に大接戦の末に敗れ、直近のローマ・マスターズは、決勝で世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に完敗した。
過去の全仏オープンでは、
R・ナダル(スペイン)が唯一敗れた2009年に優勝、その時は
R・ソダーリン(スウェーデン)を決勝で下している。昨年は4回戦で
E・ガルビス(ラトビア)にフルセットで敗れた。
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