テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は22日、男子シングルス予選3回戦が行われ、世界ランク149位の
西岡良仁(日本)が同173位のG・クレイザー(ブラジル)に6-2, 6-1のストレートで勝利し、全仏オープン初、グランドスラム2度目の本戦出場を果たした。
両者は今回が初の対戦となった。
この試合、西岡良仁は序盤から勢いに乗っていた。第1セットはクレイザーに1度のブレークを許すも、自身は3度のブレークに成功してこのセットを先取。
第2セットでも西岡良仁の勢いは止まらず、得意とする粘りのプレーで凡ミスをわずか1ポイントに抑え、確実にクレイザーを追い詰めて1時間23分で勝利を手にし、全仏オープン初の本戦出場を果たした。
昨年の全米オープンで予選から出場した西岡良仁は、予選3試合を勝ち抜いてグランドスラム初の本戦入り。本戦1回戦で体調不良により途中棄権となった。
現在19歳の西岡良仁は、今年のデルレイ・ビーチ・オープンでツアー初のベスト8進出、先週出場した下部大会であるネッカーカップでは体調不良である中でベスト4進出を決めていた。
今大会で西岡良仁は、1回戦でJ・メルトル(チェコ共和国)、2回戦で
N・ゴンボス(スロバキア)(スロバキア)に勝利して3回戦に進出。今回クレイザーに勝利したことで大会初の本戦入りを果たした。
日本勢男子は西岡良仁の他に、
ダニエル太郎(日本)が同日の3回戦で
D・グエス(フランス)と対戦しており、勝利すると本戦出場決定となる。
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