男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は7日、シングルス3回戦が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が第14シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)に6-3, 6-3で勝利し、準々決勝進出を決めた。
両者は過去に2度対戦しており、どちらもクレーで対戦している。今回錦織が勝利したことによって対戦成績を3勝0敗とした。直近では、4月に行われたバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル準々決勝でバウティスタ=アグと対戦しており、錦織がフルセットの末に勝利し、準決勝に進出していた。
この試合第1セット、錦織はドロップショットを多用し、何かを試しているような印象があった。第3ゲームで18回ものロングラリーを制した錦織は3度のブレークチャンスから最後はドロップショットを華麗に決めて、早くもブレークに成功。
地元スペイン選手であるバウティスタ=アグは錦織のスピード感のある攻撃に対して良くボールを繋ぎ、タフな展開が多く見られたものの、両者サービスキープが続く中、第9ゲームで錦織が2度目のブレークに成功し、30分で第1セットを先取する。
第2セット、第1ゲームから両者サービスキープでの均衡が続く中、第8ゲームで錦織はブレークに成功。続く第9ゲームではバウティスタ=アグが粘りを見せデュースが続くも最後はバウティスタ=アグのリターンがネットにかかり、1時間11分で勝利を手にし、準々決勝進出を決めた。
世界ランク16位のバウティスタ=アグは昨年同大会準決勝でクレー王者
R・ナダル(スペイン)と対戦し、敗れているものの、ベスト4進出を果たしている選手である。今回は地元ということもあり、観客の空気を味方につけて健闘するも敗れることとなった。
勝利した錦織は準々決勝で、同日に行われた3回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)を下した
D・フェレール(スペイン)と対戦する。
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