男子テニスツアーのATPワールド・ツアー250大会であるイスタンブール・オープン(トルコ/イスタンブール、クレー、賞金総額494,310ユーロ/優勝賞金80,000ユーロ)は1日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)が
D・ヒメノ=トラベール(スペイン)を7-6 (7-3), 6-7 (5-7), 6-3の接戦の末に下し、ベスト4進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、フェデラーは試合を通して11本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に79パーセントの確率でポイントを獲得した。
第1セットは両者1ブレークのままタイブレークとなるも、フェデラーが第1セットを先取。
続く第2セットでも、第1セット同様に両者1ブレークでこの試合2度目のタイブレークに突入。しかし、第2セットはヒメノ=トラベールに奪い返されるも、最終セットで1度のブレークチャンスをものにしたフェデラーが2時間27分の接戦の末に勝利をものにした。
準決勝でフェデラーは、第8シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。
今季3勝目を狙うフェデラーは、ブリスベン国際男子、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権で今季2勝をあげているが、先日行われたモンテカルロ・ロレックス・マスターズでは、3回戦で
G・モンフィス(フランス)に敗れてベスト8進出とはならなかった。
今大会は、初戦となる2回戦で
J・ニエミネン(フィンランド)に勝利してベスト8進出を決めたと同時に、現役選手で7人目となるクレーでのキャリア勝利数が200勝を達成した。
《フェデラー 7人目の200勝達成》一方、敗れるも接戦を演じた世界ランク62位のヒメノ=トラベールは、先日行われたハッサン2世グランプリの決勝で、
M・クリザン(スロバキア)に敗れるもATPツアー初の準優勝を果たした。
その後行われたBRDナスターゼ・ティリアク・トロフィーでは、元世界ランク12位の
V・トロイキ(セルビア)、
G・シモン(フランス)らを下す活躍でベスト4進出と好調だったが、世界ランク2位のフェデラーに惜しくも敗れて準決勝進出とはならなかった。
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