男子テニスのマスターズ大会、マイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は27日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が同胞の
N・アルマグロ(スペイン)を6-4, 6-2のストレートで下し、順当に3回戦進出を決めた。
両者は今回が12度目の対戦となり、ナダルはアルマグロとの対戦成績を11勝1敗とした。
この試合、ナダルは第1セットの第10ゲームで迎えたセットポイント、アルマグロの逆クロスに放った角度あるボールを拾い、アルマグロに攻められていたナダルだが、ダウンザラインを決めてこのセットを先取。
その後、第2セットでもアルマグロに1度もブレークチャンスを与えることなく安定したサービスゲームを展開したナダルが、1時間29分で勝利をものにした。
3回戦でアルマグロは、第29シードの
F・ベルダスコ(スペイン)と予選勝ち上がりの
J・ダックワース(オーストラリア)の勝者と対戦する。
世界ランク3位のナダルは、月曜日に行った練習で左足首を捻挫するアクシデントに見舞われており、出場が心配されたが今回はアルマグロを難なく退けて3回戦進出を決めた。
《ナダル捻挫「必ずコートに立つ」》過去同大会では、2005・2008・2011・2014年と4度の準優勝経験があるものの、未だタトル獲得には至っていない。
昨年は決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて準優勝となった。
《ジョコビッチが王者ナダル撃破でV4》先日行われたBNPパリバ・オープン男子では、準々決勝で
M・ラオニチ(カナダ)に初めて敗れて2年ぶり9度目のベスト4進出を逃した。
一方、敗れたアルマグロは昨シーズン、以前から悩まされていた左足の怪我のため、全仏オープンでは1回戦を途中棄権してから試合に出場しておらず、2014シーズンを終えていた。
今季から復帰したアルマグロは、ブラジル・オープンでベスト8、アルゼンチン・オープンではベスト4進出を果たしている。今回はプロテクトランキング※を使用して出場するも、2回戦で同胞のナダルに敗れて3回戦進出とはならなかった。
※プロテクトランキング…ケガや病気で大会出場が出来ない選手が使用できる制度。
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