男子テニスのマスターズ大会、BNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は18日、シングルス4回戦が行われ、第32シードの
B・トミック(オーストラリア)が18歳で主催者推薦枠で出場の
T・コキナキス(オーストラリア)を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで下し、マスターズ初のベスト8進出を決めた。
両者は今年1月に行われたブリスベン国際男子で対戦しており、その時もトミックが勝利している。
オーストラリア勢の期待の若手対決となったこの試合、トミックはコキナキスに10本のサービスエースを決められて2度のブレークを許すも、それを上回る3度のブレークに成功して2時間4分でフルセット戦を制した。
準々決勝でトミックは、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
22歳のトミックは今大会、初戦となる2回戦で予選勝ち上がりの
B・コリッチ(クロアチア)を下し、3回戦では第8シードの
D・フェレール(スペイン)を撃破。そして今回4回戦で同胞コキナキスに勝利してマスターズ初のベスト8進出を決めた。
《フェレール撃破の記事はこちら》一方、惜しくも敗れたコキナキスは、現在18歳で世界ランクは124位。今大会は1回戦で
J・シュトルフ(ドイツ)、2回戦で第23シードの
G・ガルシア=ロペス(スペイン)を破り、3回戦では元世界ランク10位のモナコに勝利してマスターズ初のベスト16進出を果たした。今回は初のベスト8進出を狙うも、トミックに敗れた。
《コキナキス 元10位破り初4回戦》オーストラリアは現在、昨シーズンのウィンブルドンと今年の全豪オープンで8強入りを果たした19歳の
N・キリオス(オーストラリア)、今大会でも大きな存在感を示している21歳のトミックや18歳のコキナキスら若手の台頭が目立っており、元王者
L・ヒューイット(オーストラリア)に続く、今後オーストラリアのテニス界を引っ張る若手の活躍に更なる期待がかかる。
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