男子国別対抗戦であるデビスカップのワールドグループ1回戦は大会1日目の6日、シングルス2試合が行われ、オーストラリアはシングルスに18歳の
T・コキナキス(オーストラリア)と
B・トミック(オーストラリア)を起用し2勝をあげ、準々決勝進出に王手とした。
チェコ共和国のオストラバ、CEZ アリーナ(ハード/インドア)で行われ、コキナキスは
L・ロソル(チェコ共和国)と対戦し4-6, 2-6, 7-5, 7-5, 6-3の2セットダウンから逆転勝利し、トミックは21歳の
J・ヴェセリ(チェコ共和国)を6-4, 6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下し、2勝目をあげた。
オーストラリアはあと1勝で9年ぶりの準々決勝進出を決め、イタリアとカザフスタンの勝利国と対戦する可能性がある。
コキナキスと対戦した世界ランク31位のロソルに第3セットを3-5とされ、ロソルのサービング・フォー・ザ・マッチとした第9ゲームでブレークに成功し4-5とし、ピンチをしのぎ第3セットを取った。
また、ファイナルセットでも2-3と先にブレークを許したが、ここからコキナキスが4ゲーム連取し3時間32分で勝利した。
「凄い勝利だ、彼(ロソル)はサービスで終わらせようと少しナーバスになっていたと思う。2セットダウンで第3セットもリードされていたけど戦う準備が出来ていた。いい感じだったんだ。」とコキナキスは試合を振り返っている。
世界ランク133位のコキナキスは19歳の
N・キリオス(オーストラリア)が怪我をしたため欠場し、その代わりに出場となった。
オーストラリアにはベテラン
L・ヒューイット(オーストラリア)やビッグサーバーの
S・グロス(オーストラリア)がいる中でコキナキスを抜擢したオーストラリアのウォーリー・マスー監督の采配が功を奏した。
大会2日目のダブルスにはグロス/ ヒューイット組はJ・メルトル(チェコ共和国)/ A・パブラセク(チェコ共和国)組と対戦を予定している。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:
●L・ロソル vs
○T・コキナキス 6-4, 6-2, 5-7, 5-7, 3-6
・シングルス第2試合:
●J・ヴェセリ vs
○B・トミック 4-6, 3-6, 6-7 (5-7)
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:
J・メルトル/ A・パブラセク vs
S・グロス/ L・ヒューイット
【大会3日目】
・シングルス第1試合:
L・ロソル vs B・トミック
・シングルス第2試合:
J・ヴェセリ vs T・コキナキス
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