3月6日から8日にかけて行われる男子国別対抗戦であるデビスカップのワールド・グループ1回戦で、セルビアと対戦するクロアチアだが、エースで昨年の全米オープン覇者である
M・チリッチ(クロアチア)が怪我からの復帰が間に合わず出場できない事が明らかになった。
《全米覇者チリッチ 全豪欠場》クロアチアの監督であるゼリコ・クラヤン氏が月曜日に語ったところによると「奇跡を期待していたが、チリッチはまだ5セットマッチを戦うのには十分な状態にはなっていない。」と回復の兆しはあるものの、出場には至らない結果となった事を明かした。
右肩の怪我のために、今シーズンはまだ公式戦のコートに立っていないチリッチ。
そんな彼の欠場から、急成長を遂げている18歳の
B・コリッチ(クロアチア)をエースに起用し、M・デリッチ(クロアチア)、M・ドラガニア(クロアチア)の布陣でセルビアとの戦いに臨む。
コリッチは昨年10月、スイスはバーゼルで行われたスイス・インドア大会の準々決勝で
R・ナダル(スペイン)を下し自身初のATPツアーでのベスト4入りを果たして注目を集めた。
そして先週行われたドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子大会では、予選最終戦で敗れたもののラッキールーザーで本戦入り。その後も勝ち上がり、準々決勝では
A・マレー(英国)を下し自身2度目となる準決勝進出を果たしていた。その結果、今週発表の世界ランクでは84位から61位へと自己最高位を更新している。
一方のセルビアは、世界ランク1位で1月に行われた全豪オープン・チャンピオンである
N・ジョコビッチ(セルビア)をエースに、地元セルビアの中心都市であるクラリェボにクロアチアを招いて戦う。
そのセルビア・チームには、ドーピング違反により1年間の出場停止処分から復帰している
V・トロイキ(セルビア)も名を連ねている。
セルビアが最後にクロアチアと対戦したのは2010年で、その時は敵地クロアチアで行われたものの、4勝1敗で勝利を収めていた。
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