テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は20日、男子シングルス1回戦が行われ、 第5シードの
錦織圭(日本)が元世界ランク9位の
N・アルマグロ(スペイン)を6-4, 7-6 (7-1)とし、1回戦突破まであと1セットとした。
錦織は第1セット、第10ゲームでブレークに成功し先取する。
錦織のサービスで始まった第2セット、第5ゲームで錦織はフォアハンドのエラーもあり、15-40とブレークチャンスを許すと次のポイントでアルマグロのリターンを錦織はアウトと判断したがそのボールが入っており、先にブレークを許す。
第6ゲーム、アルマグロのサービスポイントの場面で錦織のリターンエースでデュースに持ち込むとダブルフォルトでブレークチャンスとするも、次のポイントでは錦織のフォアハンドがフレームショットとなりデュースに戻す。
5度目のデュースの末に再び錦織にブレークチャンスが訪れると最後はアルマグロのバックハンドがアウトとなりブレークバックに成功する。
ニューボールとなった第7ゲームで錦織はサービスエースで1ポイント目を取るとアルマグロに強烈なバックハンドのウィナーを決められるもキープに成功する。
第8ゲーム、アルマグロのダブルフォルトで9度目のデュースで錦織はリターンから攻めバックハンドのウィナーを決めブレークチャンスを掴むとストローク戦を制し2度目のブレークに成功する。
第9ゲームで錦織はミスが続き15-40とし、アルマグロのバックハンドのアウトで1度はしのぐが、深いストロークに苦戦しブレークバックを許す。
第12ゲーム、錦織はストローク戦を制し15-40とセットポイントを掴むと2度目のチャンスでリターンエースになるかと思われたがジャストアウトとなりデュース。
最後はアルマグロにサービスエースとファーストサービスを決められタイブレークに突入する。
タイブレークに入り、錦織は6ポイント連取し叫び、ガッツポーズする。7ポイント目は落とすも8ポイント目でアルマグロがフォアハンドをネットにかけ第2セット1時間7分で取った。
両者は過去に2度対戦しており、今回が3度目の対戦となる。1番最初に対戦したのは2011年のマレーシア・オープンで、その時はフルセットの末に錦織が勝利しており、最後の対戦となった2013年の楽天ジャパン・オープンでは、錦織がフルセットの末に敗れている。
《楽天ジャパン・オープンの記事はこちら》今大会に第5シードとして出場している錦織は、過去同大会で2012年の準々決勝で
A・マレー(英国)に敗れるも、4回戦で
JW・ツォンガ(フランス)を下してグランドスラム初のベスト8進出を決めている。
《初のベスト8入りの記事はこちら》昨年は4回戦で
R・ナダル(スペイン)と対戦し、6-7 (3-7), 5-7, 6-7 (3-7)と接戦を演じるもストレートで敗れてベスト8進出を逃していた。
《昨年同大会の記事はこちら》錦織は先日行われたブリスベン国際男子準決勝で、
M・ラオニチ(カナダ)(カナダ)と対戦して3セットともタイブレークにもつれる接戦となるが、ラオニチに惜敗して大会初の決勝進出を逃した。
一方、錦織と対戦するアルマグロは現在世界ランクは69位だが、2011年5月に自己最高位となる9位を記録している。
昨シーズンは4月から悩まされていた左足の怪我のため、全仏オープン以降は試合出場しておらず、2014シーズンを満足に戦えずに終えていた。
この試合の勝者は
I・ドディグ(クロアチア)と
J・ソウザ(ブラジル)の勝者と対戦する。
《錦織vsアルマグロ 1ゲーム速報配信中》
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