男子テニスで世界ランク3位の
R・ナダル(スペイン)がATPワールドツアー・ファイナルズを休むことになったのは虫垂炎の手術を受けたからだった。しかし、彼は2015年度からより良い復帰を目指している。
今回の虫垂炎の前には、右手首や腰を痛めていたナダルは今、腰の治療のため幹細胞治療を受けているとの事がナダルの主治医が話している。
ナダルは「練習を再開するには2週間程度必要で、1月から自分のテニスをしっかりし、競争力を高めるためには12月いっぱい練習を重ねる予定です。それが今の目標で、それに向けて全力で頑張りたいと思っています。予定通りに行けば、私はいいテニスを見せることができると考えています。」とコメントした。
今回のATPワールドツアー・ファイナルズは、競争力の格差と、さらにフェデラーが決勝で棄権するということもあり、多くの不満が生じたことについて、「今回のワールドファイナルは不思議なものでした。今まで見たことのない、そもそもトップ8選手の戦いで、接戦になるはずが、ロジャー(
R・フェデラー(スイス))とスタン(
S・ワウリンカ(スイス))の試合だけが接戦だった。それ以外の試合は実力差があるように思えた。」と先日行われたポーカーのイベントで、元サッカー選手のロナウドと対戦した際にコメントした。
ナダルの2015年度のシーズンは1月1日から3日までアラブ首長国連邦のアブダビで行われる、ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップに参加する予定となっている。
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