- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

錦織 「ああしないと勝てない」

錦織圭(日本)の活躍を初期から追い続け、1973年から国内外のテニスの報道に携わるジャーナリスト・塚越亘氏によるATPワールドツアー・ファイナルズの現地レポート。

誰がこんな快挙を予想しただろうか?
世界のトップ8に名を連ねATPファイナルに出場を決めた事も凄いが、その中で勝ちぬけて4強に残った事はさらに凄い。

初日のA・マレー(英国)戦ではこの1年間の錦織圭の成長をみせつけた。
ウィンブルドンそしてオリンピック金メダリスト、今まで3度対戦するも1度も勝った事がない対戦相手、勝った事がないだけでなく、セットすら取れなかった相手を破った。

「ケイのプレーに自信を感じる。」と試合後のマレー。
今では錦織のランキングは世界5位、6位のマレーよりも強いと言う事を証明した。

第2戦目、R・フェデラー(スイス)戦、錦織の強さを知っているフェデラーはここ一番で最初からフルスロットでやってきた。
立ち上がり、第3ゲームでブレーク・チャンスを錦織が逃すとその後チャンスらしいチャンスはなかった。

フェデラーは25回グランドスラム大会決勝に進出、そのうち17回優勝している。
ツアーも82回優勝、テニス史に永遠に生きるプレーヤーだ。
対する錦織はグランドスラム大会では今年のUSオープンで準優勝しているが、そのほかは全豪の8強が最高成績。
錦織は自分のペースさえ掴めずに完敗した。

負けてもまだまだ準決勝進出に可能性が残っているのがラウンドロビンのおもしろいところ。
錦織のグループBは4人共に準決勝進出の可能性があった。

毎日プレスルームでは誰がこのグループを抜けるのか色々な試算をする。
私はこんな計算をしていると頭がこんがり返ってくるので計算が早い人の話をちゃっかりと聞くのだが、やっと理解したと思ったら、ラオニッチが試合の1時間半前に棄権を発表、対戦相手はスタンバイしているD・フェレール(スペイン)となった。

騒がしくなる日本の報道陣、特に時差の関係で朝放送をするTV局のスタッフは大慌てだ。

グランドスラム大会では放映権を持っているTV局しか取材できない。取材申請してもパスは発行されない。
しかしATPツアーでは報道を歓迎し、試合映像は流せなくても回りの独自取材はできる。
錦織圭人気で日本の情報番組のスタッフらしい人達がいっぱい来ている。

誰が準決勝に勝ち残れるか7通りの可能性がある事がわかった。
私は読んでいたら頭が痛くなってしまったが。

勝った錦織に、どちらがやりやすかったか?いつそれを知ったか?などとこの事に関して試合後は質問が飛ぶ。
「二人共にタフなプレーヤー。両方とはやりたくない。勝てて嬉しい。」

二人と同時には試合ができない。誰かと対戦しなくてはいけないと言うニュアンスではぐらかしていた。


会見を行う錦織圭

しかし急にフェレールと対戦になった錦織は大変だった事だろう。
この2日間、ラオニッチ戦を頭の中に入れ練習しイメージしてきた事だろうから。


棄権したラオニチ

「タフな3セットだった。」と錦織は言う。
ビッグサーバーとストローカー、全然タイプの違うプレーヤーとの対戦になったのだから。

第1セットは準備万端のフェレールのプレーに押された。
しかし2セット目からは錦織が危険を冒して先に攻める。

「ああしないと(フェレールには)勝てない。つないでいると相手の好きな展開になってしまうから。」プロテニスプレーヤーとしてできる限りのことはやった。


フェレールを下した錦織圭

2014年11月13日 現地時間20時38分、マレーがフェデラーに第1セットを0-6で落とした事により錦織はグループB、2位通過を決めた。
錦織圭は日本のテニスに残る新たな1ページをまたまた更新し続ける。

塚越亘…ジャーナリスト。1973年から雑誌などに寄稿。90年代には「TENNISJapan」というFAX新聞を発行し、試合結果速報や松岡修造(日本)クルム伊達公子(日本)らの直筆コメントなどを掲載した新聞を発行。テニスの報道における草分け的存在。



■関連記事■ 
・ジョコビッチ 年間王者が確定
・ワウリンカ 2位で準決勝進出
・錦織 準決勝はジョコビッチと
・錦織 最終戦 準決勝進出の快挙
・フェデラー 完勝で準決勝へ


■関連動画■ 
・フェデラー 上海マスターズに挑戦
・型破りなプレーのドルゴポロフ
(2014年11月15日19時40分)
  • コメント -

    その他のニュース

    4月22日

    テニスは人と人を繋ぐ 奄美大島から続く「結(ゆい)」の絆 (12時48分)

    西岡良仁「全然付いていけない」 (12時30分)

    大坂なおみ・内島萌夏ら 最新世界ランク (12時08分)

    世界1位破りV「初日から自信あった」 (9時18分)

    【告知】大坂なおみvsブロンゼッティ (8時03分)

    4月21日

    世界1位に完勝 9度目V達成 (23時42分)

    ダニエル太郎 シードに屈し予選敗退 (22時58分)

    【1ポイント速報】ダニエル太郎vsロイエ (21時32分)

    錦織圭 初戦で世界83位と激突 (20時43分)

    ズベレフ わずか1週間で2位復帰 (18時44分)

    失セット0で2年ぶり18度目V (17時31分)

    望月勇希 ストレート負けで準V (13時18分)

    錦織圭ら 日本勢最新世界ランク (12時32分)

    決勝はツアー屈指の強打対決 (11時46分)

    ナダルの偉業「不可能に近い」 (10時12分)

    大坂なおみ 初戦は世界58位に決定 (7時53分)

    錦織圭 復帰に向け17歳と練習 (7時01分)

    世界2位撃破、2年ぶり5度目V (6時23分)

    ズベレフ誕生日V!7年ぶり制覇 (5時39分)

    4月20日

    世界1位 ようやく初戦「やっと」 (16時02分)

    19連勝・34セット連取で4大会連続V王手 (15時10分)

    清水悠太/野口莉央組 第1シード撃破しV (13時58分)

    1年ぶりV王手「全力尽くす」 (12時06分)

    世界2位に6連勝でしたり顔 (11時10分)

    アルカラス 2週連続で決勝へ (9時33分)

    復調ズベレフ 今季初V王手 (8時22分)

    世界2位 天敵に6連敗 (7時18分)

    4月19日

    世界13位 快勝で決勝進出 (23時33分)

    世界14位「最も特別な瞬間は東京」 (21時20分)

    「苦しんできた」休養を発表 (16時13分)

    ルーネ 昨年王者に快勝で4強 (14時08分)

    アルカラス 弟に苦笑「誰に似たんだか」 (11時43分)

    好調アルカラス マッチ8連勝で4強 (9時31分)

    ズベレフ 3時間超の死闘制し逆転勝ち (8時06分)

    【動画】鋭いリターンエースで試合を締めくくる、オスタペンコ勝利の瞬間! (0時00分)

    【画像】錦織圭 17歳とマドリッドOP会場で最初の練習! (0時00分)

    【動画】21歳ルーネ 世界2位アルカラス撃破しV!優勝の瞬間! (0時00分)

    【動画】ズベレフ 誕生日に7年ぶり3度目V!優勝の瞬間! (0時00分)

    ←ニューストップへ
    ←前のページに戻る
    ウインザーラケットショップ

    >>動画をもっと見る<<




    テニスの総合ポータルサイトテニス365
    テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!