男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は14日、グループAの予選ラウンドロビン3試合目が行われ、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)が第8シードの
M・チリッチ(クロアチア)を6-3, 4-6, 6-3のフルセットの末に下してグループAの成績を2勝1敗とし、予選2位で準決勝進出を決めた。
両者は今回が10度目の対戦となり、ワウリンカはチリッチとの対戦成績を8勝2敗とした。
この試合、第1セットの序盤でブレークに成功したワウリンカは、チリッチにブレークチャンスを与えることなく、このセットをゲームカウント6-3で先取。
第2セットは、サービスの調子を上げてきたチリッチがこのセットだけで5度のサービスエースを決め、さらにワウリンカのサービスゲームを1度ブレークに成功し、チリッチがゲームカウント6-4で奪い返した。
第3セットでは序盤、第2セットを取った勢いのままチリッチがリードするも、ワウリンカがその流れを止め、ゲームを連取して勝利をものにした。
グループAでの成績を2位で予選突破を決めたワウリンカは、準決勝でグループBの1位の
R・フェデラー(スイス)と対戦する。
今回、準決勝進出を決めたワウリンカは、予選第1戦で
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を下し、予選第2戦では
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも、チリッチにフルセットの末に2勝目をあげた。
同日行われた同グループの予選第3戦では、ジョコビッチとベルディヒが対戦。ジョコビッチがベルディヒを圧倒し、グループで3勝目をあげて1位で準決勝進出を決めた。
《ジョコビッチ 年間王者が確定》ワウリンカとフェデラーの準決勝は、日本時間16日5時(現地時間15日20時)以降開始予定の第4試合に組まれている。
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