男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は1日、シングルス準決勝が行われ、アジア勢男子初の最終戦出場を決めた第6シードの
錦織圭(日本)は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に2-6, 3-6のストレートで敗れ、大会初の決勝進出とはならなかった。
両者は今回が4度目の対戦となり、錦織とジョコビッチの対戦成績は2勝2敗となった。
直近の対戦は今年の全米オープン準決勝で、その時は錦織が王者ジョコビッチを圧倒してグランドスラム初の決勝進出を果たす活躍を見せたが、今回は敗れてリベンジを許した。
《全米オープン時の記事はこちら》世界ランク7位の錦織は、今大会でベスト4以上の成績を残すと11月9日から開催される今季の大会獲得ポイント上位8名が出場できるツアー最終戦、ATPワールドツアー・ファイナルの出場が決まることとなっていたが、準々決勝で
D・フェレール(スペイン)を下して自身の勝利で最終戦への出場権を手にした。
《最終戦出場決めた記事はこちら》過去のマスターズ1000大会で錦織は、今年5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン男子で初めて決勝進出を決めており、今回はマスターズ1000大会で2度目の決勝進出を狙うも、ディフェンディングチャンピオンのジョコビッチに敗れることとなった。
一方、勝利したジョコビッチは、過去同大会で2009年・2013年と2度優勝を飾っており、昨年は決勝でフェレールに勝利してのタイトル獲得となった。
今回は全米オープン準決勝で錦織に敗れたリベンジを果たし、大会2連覇に王手をかけた。
世界ランク1位のジョコビッチは、全米オープン後はチャイナ・オープン男子で3連覇を達成し、10月に行われた上海マスターズでは、準決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れて決勝進出とはならなかった。
大会2連覇を狙うジョコビッチは、決勝で第7シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
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