男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は31日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードの
A・マレー(英国)を7-5, 6-2のストレートで下し準決勝進出を決めた。
ジョコビッチは第1セット終盤でブレークに成功してからはジョコビッチのペースで第2セットが進み、1時間41分でジョコビッチが勝利した。
両者は23度目の対戦となり、ジョコビッチはマレーに15勝8敗とし、ジョコビッチは昨年のウィンブルドン決勝で敗れて以来、4連勝している。
敗れたマレーは前日の勝利でツアー最終戦への出場権を獲得しており、最終戦出場へ向けこの5週間で3大会で優勝を飾るなど、実にこの日の試合が23試合目だった。そのため、終盤には疲労の色が隠せず、ジョコビッチを振り切る力は残っていなかった。
「終盤ではポイントを取ることを急いでしまったのは間違いない。すぐにポイントを終えようとしてしまった。」とマレーは試合を振り返り、敗因を分析していた。
勝ったジョコビッチは準決勝で第6シードの
錦織圭(日本)と対戦する。錦織はこの日、第4シードの
D・フェレール(スペイン)を3-6, 7-6 (7-5), 6-4の逆転で下し準決勝進出を果たすと同時に最終戦への出場権を獲得した。ジョコビッチは1日に行われる準決勝で、全米オープン準決勝での敗戦のリベンジを目指し錦織と対戦する。
《錦織vsジョコビッチ 全米オープン準決勝》
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