男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は31日、シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)が第14シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)を6-7 (4-7), 6-4, 6-4の逆転で下し、準決勝進出を決めたと同時に11月9日から開催されるATPワールドツアー・ファイナルの出場権を手にした。
両者は今回が12度目の対戦となり、ベルディヒはアンダーソンとの対戦成績を12勝0敗とした。
この試合、ベルディヒは16本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に88パーセントと高い確率でポイントを獲得した。
第1セットで先にブレークに成功したのはベルディヒだったが、アンダーソンにブレークバックを許し、タイブレークへと突入。タイブレークを4-6でベルディヒが落として先制を許した。
しかし、第2セットで1度、第3セットでは2度のブレークに成功したベルディヒが逆転で勝利をおさめ、ベスト4進出を決めた。
準決勝でベルディヒは、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第7シードの
M・ラオニチ(カナダ)の勝者と対戦する。
過去同大会でベルディヒは、2005年に優勝を飾っており、昨年は準々決勝で
D・フェレール(スペイン)に敗れてベスト4進出を逃した。
今回は3年ぶりの準決勝進出、さらに自身の勝利で11月9日から開催されるATPワールドツアー・ファイナルの出場権を獲得し、残りの枠は2枠となった。
一方、敗れたアンダーソンは、今回マスターズで初のベスト4進出を狙うも、ベルディヒに敗れてベスト8に終わった。
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