男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は30日、シングルス3回戦が行われ、第8シードの
A・マレー(英国)が第9シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を下してベスト8進出を決め、さらに11月9日から開催される最終戦出場の切符を手にした。
両者は今回が6度目の対戦となり、マレーはディミトロフとの対戦成績を4勝2敗とした。
両者は今年のウィンブルドン準々決勝で対戦しており、その時はマレーがディミトロフにウィンブルドン2連覇を阻まれた。
《ウィンブルドン時の記事はこちら》この試合、マレーはファーストサービスが入った時に93パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ディミトロフに1度もブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開。さらに、4度のブレークチャンスから3度ブレークに成功したマレーが、1時間9分で勝利をおさめた。
《昨年同大会の記事はこちら》準々決勝でマレーは、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と
G・モンフィス(フランス)の勝者と対戦する。
世界ランク8位のマレーは、昨年受けた腰の手術以降、思い通りの結果を残せておらず、世界ランキングもトップ10圏外に落ちるまでだった。
しかし、この5週間のうち3大会で優勝を飾り、最終戦ランクも5位にまで上昇させたマレーは、今回ディミトロフに勝利したことにより、他選手の成績に関係なく最終戦出場を決めた。そのため、残りの枠は3枠となった。
一方、敗れたディミトロフは、今回マレーに敗れたことで最終戦初の出場を逃すこととなり、初出場は来年以降に持ち越しとなった。
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