男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は30日、シングルス3回戦が行われ、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)は第14シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)に7-6 (7-2), 5-7, 6-7 (3-7)の逆転で敗れ、アンダーソンに3連敗を喫した。
両者は6度目の対戦となり、ワウリンカはアンダーソンに3勝3敗とし、今年対戦した3戦全てで敗れた。
第1セット、両者1度ずつブレークチャンスが訪れるが、お互いしのぎタイブレークに突入、タイブレークでは先にミニブレークに成功したワウリンカがそのまま取り第1セットを先取する。
第2セットも両者サービスキープが続くが最後の第12ゲーム、ワウリンカはアンダーソンにこの試合初めてのブレークを許し、ファイナルセットに突入した。
ファイナルセットも終盤までサービスキープが続くが第9ゲーム、ワウリンカが初めてブレークに成功しリードするが、直後の第10ゲームでブレークバックを許し、再びタイブレークに突入するとワウリンカは7ポイント目でアンダーソンにリターンエース、10ポイント目でパッシングショットを決められ、2時間50分の激戦の末に敗れた。
試合を終え、観客からスタンディングオベーションが起こり、大きな拍手で見送られアンダーソンはコートを後にした。
ワウリンカは今大会2回戦で
D・ティエム(オーストリア)を下し、約1か月ぶりの勝利を飾るも準々決勝に勝ち進む事は出来なかった。
また、ワウリンカは今大会
L・パエス(インド)と組みダブルスに出場しており、今年のウィンブルドン優勝ペアで第6シードの
V・ポスピシル(カナダ)/
J・ソック(アメリカ)組を下し、準々決勝に進んでいる。
勝利したアンダーソンは準々決勝で第12シードの
F・ロペス(スペイン)を7-5, 6-3で下した第5シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦する。
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