男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は29日、シングルス2回戦が行われ、第8シードの
A・マレー(英国)が
J・ベネトー(フランス)を6-3, 6-4のストレートで退け、ツアー最終戦への出場権獲得まであと1勝と迫った。
全米オープンの準々決勝敗退後、これで19試合目の勝利を飾ったマレーは、昨年は腰の手術のために最終戦を欠場していた。今季も全米オープンまでは精彩に欠くシーズンだったが、ここへ来て好調さを取り戻している。
この5週間のうち3大会で優勝を飾り、最終戦へのポイントレースも5位にまで上昇させたマレー。
最終戦への残る4枚の切符は、マレー始め
錦織圭(日本)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
D・フェレール(スペイン)、
M・ラオニチ(カナダ)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)の6人で争っている。
3回戦で出場権争いをしているディミトロフと対戦するマレーは「もし最終戦へ出場出来たら、それは自分のこの1年間での成績の結果だし、最終戦出場に値するものさ。今年のここまでの成績、ここまでの大きな大会での成績が上位8選手に入るだけに十分なものだと言う事なんだ。」とマレーは、自信を持って語っていた。
3回戦でディミトロフを下して準々決勝進出を果たした時点でマレーは最終戦への出場権を獲得する。同時にディミトロフがもし敗戦すると、最終戦への望みが消える試合となる。
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