男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、賞金総額約191万ユーロ/優勝賞金約35万ユーロ)は23日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
M・ラオニチ(カナダ)が
D・ヤング(アメリカ)を6-4, 6-7 (5-7), 7-6 (7-2)のフルセットで下し、準々決勝進出を決めた。
この試合、ラオニチはファーストサービスが入った時84パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ヤングから第1セット1度のブレークに成功、第3セットはタイブレークを制し2時間18分で勝利した。
両者は2度目の対戦となり、ラオニチはヤングに2勝0敗とした。
ラオニチは10月まで行われていた楽天ジャパン・オープンで
錦織圭(日本)に敗れ3年連続準優勝で大会を終えると体調を崩し、翌週の上海マスターズでは初戦となる2回戦で第1セット途中で棄権、その翌週に行われたクレムリン・カップでは世界ランク103位の
R・ベランキス(リトアニア)にフルセットで敗れた。
《ラオニチ 楽天ジャパン・オープン 3年連続準優勝》今大会では調子を取り戻し、1回戦で
S・ジョンソン(アメリカ)、2回戦でヤングを下しベスト8進出を決めた。
ラオニチは11月9日から行われ、今季の大会獲得ポイント上位8名が出場できる、ATPワールドツアー・ファイナル出場を狙っており、現在出場圏外の10位としている。
来週行われるBNPパリバ・マスターズまでの結果により出場が決まるため、この2週間の活躍が必須となる。
勝利したラオニチは準々決勝で第7シードの
D・ゴファン(ベルギー)と対戦する。
ゴファンは全米オープン3回戦で
G・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れて、9月に行われたモゼール・オープンでツアー2勝目を果たし、デビスカップと地元で行われた下部大会を含め14連勝中としている。
《ゴファン モゼール・オープン優勝》
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