男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、賞金総額約191万ユーロ/優勝賞金約35万ユーロ)は22日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が予選勝者の
PH・ハーバート(フランス)を6-1, 6-1のストレートで下し、大会初の準々決勝進出を決めた。
この試合ナダルはファーストサービスが入った時72パーセントの確率でポイントを獲得し、ハーバートから6度のブレークチャンスのうち5度のブレークに成功し57分で勝利した。
ハーバートは今大会、
E・ロジェ=ヴァセラン(フランス)との1回戦では26度のサービスエースを量産し勝利したが、2回戦ではファーストサービスの確率が27パーセントと低く、11度のダブルフォルトを犯し、2ゲームしかサービスキープする事が出来なかった。
両者は初対戦となり、勝利したナダルは準々決勝で主催者推薦で出場の17歳、
B・コリッチ(クロアチア)と
A・ゴルベフ(カザフスタン)の勝者と対戦する。
過去同大会でナダルは、2003年と2004年の2度出場しているが、いずれも初戦敗退となった。
世界ランク3位のナダルは、10月初旬から虫垂炎を患っており、抗生物質を投薬して先日の上海マスターズに臨んだが、初戦となる2回戦で同胞の
F・ロペス(スペイン)に敗れた。
《ナダル 虫垂炎の記事はこちら》虫垂炎の手術は、11月9日から行われる男子ツアー最終戦となるATPワールドツアー・ファイナル後に出来ればと希望を述べていたが、状態によっては早い段階で摘出手術を受ける可能性もある。そうなると既に出場権を獲得しているツアー最終戦への出場も危うくなるかも知れない。
《虫垂炎のナダル 最終戦は暗雲》
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