男子テニスで今季、世界ランク8位でスタートした
R・フェデラー(スイス)は、先日行われた上海マスターズで優勝を果たし、17ヶ月ぶりに同ランク2位に返り咲いた。
上海マスターズ後に発表されたランキングでは、フェデラーは同ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に2430ポイント差に縮めた。土曜日にフェデラーは準決勝でディフェンディング・チャンピオンであるジョコビッチを下し、今季2度のマスターズ1000大会優勝を果たす。
2004年から2007年、そして2009年にも同ランク1位をキープしていたフェデラーは、今回1位になった場合、キャリア3度目の1位返り咲きとなり
R・ナダル(スペイン)に次ぎ2番目の選手となる。
ナダルは2008年と2010年に続いて昨年も1位を奪還することができ、2度王座を失って取り戻した初のプレイヤー。
ATPツアーファイナルまでの結果によっては、1位に返り咲き、6度目の年間王者になるチャンスがあるが、フェデラーは1位で今季を終える事よりも、好調で終えることを目指している。
3位のナダルもジョコビッチとポイントの差が広まってきているが、結果によっては昨年に続き年間王者の座に就く可能性がある。
フェデラーとナダルはスイス・インドアに出場する予定である。フェデラーは2013年から8度連続で決勝戦進出を決め、5度の優勝を果たした。最後2度の決勝では
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れている。
ジョコビッチはBNPパリバ・マスターズとATPワールド・ツアー・ファイナルの連覇を狙う。
ジョコビッチはATPワールド・ツアー・ファイナルの2度のディフェンディング・チャンピオンである。2013シーズンを24連勝で終えた彼は、4年間で3度目の年間王者を目指している。一方で、フェデラーは2003・2004年、2006・2007年と2010・2011年を合わせて、ATPワールド・ツアー・ファイナルで6度の栄冠に輝いている。
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