男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、賞金総額6,521,695ドル/優勝金額798,540ドル)に第7シードとして出場している
錦織圭(日本)は2回戦で、予選勝者の
B・トミック(オーストラリア)を7-6 (7-4), 6-7 (4-7), 6-4で下した世界ランク60位の
J・ソック(アメリカ)と対戦することが決まった。
今大会は上位第8シードまでが1回戦免除となるため、錦織はこの対戦が初戦となる。
錦織とソックは2度目の対戦となり、前回対戦した昨年7月のシティ・オープン2回戦では錦織がストレートで勝利している。
《錦織vsソック シティ・オープン2回戦の記事はこちら》またソックは5日まで行われていた楽天ジャパン・オープンに出場しており、
B・ベッカー(ドイツ)に敗れベスト8とするも勝利していた場合、準決勝で錦織と対戦する可能性があった。
錦織はマレーシア・オープンと楽天ジャパン・オープンに続き3週連続の大会出場となり、すでに2週間で9試合をこなしている。
連戦の疲労から楽天ジャパン・オープン2回戦、
D・ヤング(アメリカ)との対戦を終え錦織は右臀部の痛みを訴え、同日に予定されていたダブルス準々決勝を棄権しシングルス優勝を目指した。
その後のシングルス3試合では、試合中に必ずマッサージを行いながら試合を行い、ベッカーとの準決勝で勝利後に錦織は「きついですね」とコメントし、万全の状態で無い中で勝利を収め、ラオニチとの決勝に臨んだ。
決勝で錦織はラオニチに22度のサービスエースを決められ、第3セットまでブレークチャンスが訪れず、第3セット第10ゲームで初のブレークに成功し、2時間13分の死闘を制した。
快進撃を続ける錦織は、今大会で準優勝以上の成績を残すと11月9日から開幕する男子テニスツアーのATPワールドツアー・ファイナル出場が確定され、世界ランク5位の
D・フェレール(スペイン)より好成績を残し、60ポイント多く獲得すると自己最高位を更に更新し、初の世界ランキング5位となる。
錦織は自身のブログで「US OPENで2週戦ったという自信があり今週もいけるんじゃないかと思える糧になったと思います。」と綴り、3週連戦を戦い抜くと意気込んでいる。
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