男子テニスで5日まで行われていた楽天ジャパン・オープンで2年ぶり2度目の優勝を果たした
錦織圭(日本)が、自身のブログでマレーシア・オープン、楽天ジャパン・オープンと初の2週連続優勝を飾ったことについて綴っている。
2週間で9試合を戦った錦織は「この体力的に厳しい中、日本でなかったら優勝なんてしてなかったと思います。今週は限界を越えた。この一言に尽きます。」と、連戦による疲労の蓄積で限界に達していたことを明かしている。
錦織は楽天ジャパン・オープン2回戦、
D・ヤング(アメリカ)に勝利した同日に
内山靖崇(日本)と組み出場していたダブルス準々決勝を控えていたが、右臀部の痛みのため棄権し、シングルスに専念した。
その後のシングルス3試合では毎試合マッサージを受け、
M・ラオニチ(カナダ)との決勝では各セットを終えるたびにマッサージを受けるほどだった。
《錦織vsラオニチ 決勝の記事はこちら》「いいテニスができれば絶対に勝てるチャンスはある。けどそれは自分がしっかり動いて集中してっていうのが最低限。それができなければ確実に負けてしまう。最後の体力を振り絞ってっていうのを3試合続けてしかも最後勝って優勝し、自分よく頑張ったという気持ちが優勝直後に込み上げてきちゃいました。」
「US OPENで2週戦ったという自信があり今週もいけるんじゃないかと思える糧になったと思います。」と綴り、錦織は3週連続大会出場となる上海マスターズに挑む。
また錦織は、チームや悪天候の中観戦に来たファンに向けてお礼のコメントをしている。
錦織は楽天ジャパン・オープンを優勝した事により、6日に発表されたATP世界ランキングで初の6位とし、さらに11月に行われるツアー最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)出場ランキングを5位に上げ、日本人初出場の可能性を高めた。
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