男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は5日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が第3シードの
M・ラオニチ(カナダ)を7-6 (7-5), 4-6, 6-4のフルセットで下し、大会2年ぶり、そしてキャリア初の2週連続優勝を果たした。
錦織は11月に行われるツアー最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)出場に向け、最終戦出場ランキングを6位としているが、優勝した事により6日に発表される最終戦出場ランキングで5位に浮上することが確定した。
錦織は現在のポイントを3,845ポイントとしており、優勝した事により4,345ポイントとなる。
5位の
M・チリッチ(クロアチア)は現在3,935ポイント、出場していたチャイナ・オープンで
A・マレー(英国)に敗れベスト8としたため90ポイントの加算となり、4,025ポイントとなるため錦織が5位に浮上する。
現段階で出場確定されていないがこの優勝により、錦織の今年の目標の一つであるATPワールドツアー・ファイナルに向け大きく前進した。
また、ATP世界ランキングではチャイナ・オープン決勝に進んでいる
T・ベルディヒ(チェコ共和国)が
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた場合、錦織がベルディヒを抜き6位とし自己最高位を再び更新する。更に5位の
D・フェレール(スペイン)とはわずか60ポイント差に縮まる。
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