男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は30日、ダブルス1回戦が行われ、主催者推薦枠で出場の
錦織圭(日本)/
内山靖崇(日本)組が
M・フィルステンベルク(ポーランド)/
TH・フェイ(フィリピン)組を6-2, 6-4で下し、ベスト8進出を決めた。
この試合、錦織/ 内山組はファーストサービスが入った時に72パーセントの確率でポイントを獲得し、6度のブレークチャンスから5度ブレークに成功した。
第1セットの第1ゲームから錦織のリターンエースでブレークに成功した錦織/ 内山組は、その後ブレークバックを許すも、第3・第5でブレークに成功。序盤は内山靖崇にボールが集まるも粘り、このセットをゲームカウント6-2で先取した。
第2セットの序盤は、両者サービスキープとなるが、第4ゲームでフィルステンベルク/ フェイ組にブレークされてゲームカウント1-3とリードを許した。
しかし、第5ゲームで内山靖崇のリターンエースでブレークバックに成功。さらに第9ゲームでもこのセット2度目のブレークに成功した。錦織は必至にボールに食らいつくネットプレーを見せ、内山靖崇は前に出てきたフィルステンベルク/ フェイ組の頭上を越すロブを披露した。
そして第2セットをゲームカウント6-4で連取し、56分で勝利をものにした。
初のベスト4進出をかけて錦織/ 内山組は、準々決勝で第3シードの
M・グラノジェルス(スペイン)/
M・ロペス(スペイン)組と予選勝ち上がりのJ・デルガド(英国)/
G・ミュラー(ルクセンブルグ)組の勝者と対戦する。
錦織/ 内山組は、昨年同大会のダブルスでも組んでおり、1回戦で
I・ドディグ(クロアチア)/
M・メロ(ブラジル)組に敗れて初戦で姿を消した。
《昨年同大会の記事はこちら》また、今年1月末から2月にかけて行われたデビスカップワールドグループ1回戦のダブルスでも組んでおり、その時は
D・ネスター(カナダ)/
F・ダンチェビッチ(カナダ)組に勝利した。
《デビスカップの記事はこちら》一方、敗れたフィルステンベルク/ フェイ組のフィルステンベルクは、
M・マトコウスキー(ポーランド)とのペアで、11月のATPツアーファイナルのダブルスに6度出場しており、2011年には準優勝をおさめている。今大会へは初出場となるも、錦織/ 内山組に敗れて勝利とはならなかった。
フェイは、D・イングロット(英国)とのペアで同大会2012・2013年と2度出場しており、昨年はベスト4進出を果たすも今回は初戦敗退となった。
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