男子テニスで全米オープンで準優勝を果たした
錦織圭(日本)が大会を終え、13日、日本に帰国した際に記者会見を行った。
会見の際、日本テニス協会会長の畔柳信雄氏より花束の贈呈が行われ、その後に今の心境を話した。
「今日はお集まりいただきありがとうございます。USオープンでは初の準優勝をすることが出来ました。手術をした直後で、気持ち的にもレディーな状態ではなかった中で勝ち抜いて、グランドスラムという大舞台で決勝までいくことが出来たので、これを自信に11月まで戦い抜いてまたこれから来年、再来年とグランドスラムの決勝の舞台に戻ってこれるよう頑張ります。」と話し、以下の質問に答えた。
・帰国しての感想
「今はまだボーっとしてますけど、こうやって日本に帰ってこれて、空港で皆さんに迎えてもらえて、まだ気持ちが高ぶっているところもありますけど、少し(準優勝の)実感もあるので体を休めてゆっくりしたいです。」
・多くの出迎えについて
「たぶん自分の人生の中で一番人が沢山集まって、祝ってくれてとても嬉しいです。」
・帰国して一番したいことは
「まずはゆっくりしたいです。日本で一番楽しみなのは食事なのですが、時間がなく楽しむ余裕はないのですが、すこしでもリラックスできればと思います。」
・今は何が食べたいですか
「鮎が食べたいのですが時期ではないので食べられないと思います。お魚が好きなのでノドクロとかあったら食べたいです。」
・ユニクロから特別ボーナス1億円の使い道について
「全く考えていないです。引退した後にお世話になった方には恩返ししたいと思っています。柳井さんに今回のことを評価してもらえるのは嬉しい事ですし、これをステップにまた大きな結果を目指して頑張っていきます。」
・個人の活躍だけでなくツアーの仕組み、日本のテニスの歴史が注目される中、何を知ってもらえると嬉しいか
「日本人でもグランドスラム決勝の舞台に立てるんだぞ、という一つの壁を越えることが出来たことです。
松岡修造(日本)さんが自分に世界を教えてくれた一番の師匠で、その先の成果がアジア人ですらいなかった決勝進出したことをアジア人代表として、みんなに自分自身を信じる力を少しでも分け与えられたかなと思います。」
・29日から行われる楽天ジャパン・オープンではどこに注目してもらいたいか
「あまり期待されると緊張してしまうので気楽に見てもらえればと思います。日本で唯一のATPツアーで優勝を狙いたいです。今、テニスにとって一番良い時期なのでたくさんのお客さんに足を運んでもらえればと思います。しっかり準備してクアラルンプール、楽天とがんばります。」
・地元島根の方にメッセージをお願いします
「それ(地元の声援)が一番嬉しかったです。いつも島根には年末に帰るんですが、家族や親戚が温かく迎えてくれて一番気持ちがリラックスできます。今回、深夜にも関わらず応援してくれて、いろんな話しを聞いているのでいつか恩返しが出来たらと思います。」と答えた。
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