テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は31日、女子シングルス4回戦が行われ、第13シードの
S・エラーニ(イタリア)が世界ランク121位の
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)を6-3, 2-6, 6-0のフルセットで下し、同大会2年ぶり2度目の準々決勝進出を決めた。
この試合、エラーニはファーストサービスを90パーセントの確率で入れ、ファーストサービスが入った時61パーセントの確率でポイントを獲得し、ルチッチ=バーロニから6度のブレークに成功し1時間46分で勝利した。
両者は2度目の対戦となり、エラーニはルチッチ=バーロニに2勝0敗とした。
勝利したエラーニは準々決勝で第5シードの
M・シャラポワ(ロシア)と第10シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)の勝者と対戦する。
エラーニは同大会の最高成績を2012年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れたベスト4が最高としており、今年のグランドスラムでは全仏オープンのベスト8が最高としている。
また今大会
R・ビンチ(イタリア)と組み第1シードとして出場していたダブルスは2回戦で
J・ガイドソバ(オーストラリア)/
A・トムヤノヴィッツ(クロアチア)組にフルセットの末に敗れ、生涯グランドスラムを達成したウィンブルドンに続き連続優勝とはならなかった。
《エラーニ/ ビンチ組 生涯グランドスラム達成の記事はこちら》敗れたルチッチ=バーロニは現在32歳で、1998年の全豪オープンダブルスで
M・ヒンギス(スイス)と組み優勝、1999年にはウィンブルドンのシングルスでベスト4進出という経歴を持っており、2000年代は欠場が続いたが今大会予選を突破し、1回戦で第25シードの
G・ムグルサ(スペイン)、3回戦では第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)を下し、グランドスラム15年ぶりベスト16を果たした。
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