テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は27日、女子シングルス2回戦が行われ、第31シードの
奈良くるみ(日本)は
B・ベンチッチ(スイス)に4-6, 6-4, 1-6のフルセットで敗れ、2年連続3回戦進出はならなかった。
試合後に奈良くるみは「ギアを上げたいところで体がついてこなかったので、今日はそこが1番残念なところです。」とコメントした。
そして「今年1年、グランドスラムにまず本戦にずっと出れたことが、自分の中ではそれだけで満足でしたし、1回戦どの試合もタフでしたけど、年に4回ちゃんと1回戦にピークを合わせられたっていうことは、すごく大きな自信になると思います。」と今季最後のグランドスラムである全米オープンを終えて振り返った。
奈良くるみは、今年の全豪オープン3回戦で元世界ランク1位の
J・ヤンコビッチ(セルビア)に、全仏オープン2回戦でもヤンコビッチに、ウィンブルドンでは2回戦で元女王
V・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れ、今回は2回戦でベンチッチに敗れた。
今年のグランドスラム4大会、すべてストレートインで出場を決めた奈良くるみは、今回初めてグランドスラムという大舞台でシード選手として出場を果たした。
22歳の奈良くるみは、今年2月に行われたリオ・オープン女子でWTAツアー初優勝を飾る活躍を見せた。
さらに先日行われたシティ・オープン女子では、決勝で元世界ランク2位の
S・クズネツォワ(ロシア)に敗れるも善戦を演じ、準優勝を果たした。
《奈良くるみ準優勝の記事はこちら》大会後に発表された世界ランキングでは、33位に浮上して自己最高位を更新した。
また今大会、その他の日本勢では
クルム伊達公子(日本)が1回戦で、ヴィーナスに惜しくも敗れ、
土居美咲(日本)が1回戦で
V・アザレンカ(ベラルーシ)に熱戦を演じるも敗れた。
(コメントはWOWOWから抜粋)《奈良くるみ選手、東レPPOテニス2014にエントリー!詳しくはこちらから》
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