女子テニスツアーのニューヘイブン・オープン(アメリカ/ニューヘイブン、ハード)は20日、エキシビションマッチが行われ、グランドスラム4勝を上げ、90年代のアメリカテニス界の一時代を築いた
J・クーリア(アメリカ)と2000年代に活躍した元世界ランク4位の
J・ブレイク(アメリカ)の対戦が行われた。
この試合、クーリアは5度のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時78パーセントの確率でポイントを獲得するもブレイクからブレークチャンスをつかむことが出来ず、2度のブレークを許し、5-7, 3-6でクーリアが敗れた。試合時間は1時間8分だった。
クーリアは90年代に活躍し、
A・アガシ(アメリカ)、
P・サンプラス(アメリカ)、
M・チャン(アメリカ)らと共にアメリカテニス界の一時代を築いた名選手。全豪オープンと全仏オープンでそれぞれ2度の優勝を果たしており、シングルス23勝を上げ、1992年には世界ランク1位になっている。両手バックハンドは野球のスイングのようでそれを武器にストロークを得意としていた。
ブレイクは元世界ランク4位でキャリア10勝を上げており、2005年の全米オープン準々決勝、A・アガシとのフルセットの大接戦や2008年2月に行われたデルレイビーチ国際で
錦織圭(日本)との決勝戦、北京オリンピック準々決勝で
R・フェデラー(スイス)に勝利するなど名勝負を繰り広げ、アメリカテニス界を盛り上げた選手。
《ブレイクvs錦織の記事はこちら》ブレイクは21日に元世界ランク1位の
A・ロディック(アメリカ)と対戦する。
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