テニスのグランドスラム、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は27日、男子3回戦が行われ、第3シードで昨年の優勝者、
A・マレー(英国)が第27シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-2, 6-3, 6-2のストレートで下し、7年連続8度目の4回戦進出を決めた。
超満員のセンターコート、マレーマウントの元に行われた3回戦は1、2回戦に続きマレーは圧倒的強さを見せた。
この試合、マレーはファーストサービスが入った時88パーセントと高い確率でポイントを獲得し、バウティスタ=アグから8度のブレークに成功し1時間35分で勝利した。
第1セット序盤は世界ランク23位、自己最高ランクを記録し好調を維持しているバウティスタ=アグのストロークに光るものがあったが、マレーのサービスが好調で13度入ったファーストサービス全てポイントを獲得し、サービスゲームを完璧な形で進め、バウティスタ=アグから2度のブレークチャンスを全て決め、わずか26分で第1セットを先取する。
第2セットはマレーが第3ゲームで早くもブレークに成功し、第7ゲームでもブレークに成功するが、第8ゲームでブレークを許し、今大会初めてブレークを許してしまう。
しかし第9ゲームでこのセット3度目のブレークに成功し第2セットも連取する。
第3セット、マレーが4ゲーム連取する。この頃になるとバウティスタ=アグのサービスを攻略したのかベースラインより前でリターンをするようになる。一方的な展開で試合を進めるが第5ゲームで2度目のブレークを許してしまう。
第8ゲームでマッチポイントを掴むが4度目のマッチポイント、マレーが放ったフォアのクロスをバウティスタ=アグがアウトしマレーが勝利した。
ファーストサービスの確率こそあまり高くないが、サービスが入ってからはほぼ完璧な展開、リターン、ストローク、走らされてからクロスへの角度のついたカウンターショットなど得意なショットが冴えた試合だった。
両者は初対戦となる。
マレーは4回戦で第16シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)を4-6, 6-4, 2-6, 6-2, 6-1のフルセットで下した第20シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
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