テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、第18シードの
E・ガルビス(ラトビア)が第6シードのT・ベルディフを6-3, 6-2, 6-4のストレートで下し、グランドスラム初の準決勝進出を果たした。
この試合、ガルビスはファーストサービスが入った時81パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ベルディフから5度のブレークに成功し1時間59分で勝利した。
今大会4回戦で
R・フェデラー(スイス)を下し、勝ち上がった好調のガルビスはこの日、完璧なプレーを見せた。
各セット最初のリターンゲームでブレークに成功し、10本のサービスエース、ハードヒットでミスの少ないストローク、ベルディフに振り回された時のスライスの返球、不意を衝くドロップショット、前に出た196cmのベルディフを鮮やかに抜くロブと、終始攻撃的なテニスを見せ、更にわずか17度のエラーと格上のベルディフを圧倒した。
第3セット、第4ゲームに3度のデュースからブレークを許しそうになり、流れがベルディフに移りそうになる場面でもしっかりサービスキープし最後までガルビスの展開で試合が終わった。
また、フェデラー戦の時のように怒りを表しラケットを折る事無く勝利した。
両者は7度目の対戦となりガルビスはベルディフに3勝4敗とし、前回勝利した2012年ウィンブルドン1回戦以来2年ぶりの勝利となる。また両者、グランドスラムでは2度目の対戦だが、ガルビスが2勝している。
勝利したガルビスは第8シードの
M・ラオニチ(カナダ)を7-5, 7-6 (7-5), 6-4のストレートで下した第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
全仏オープン8年連続出場のガルビス、これまでの最高成績は2008年準々決勝でジョコビッチに敗れたベスト8が最高としていたが、自己記録更新と共に再びジョコビッチと対戦となる。
両者、絶好調としており今大会の台風の目的存在のガルビス、生涯グランドスラムに向けて万全のジョコビッチ、注目の一戦となる。
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