テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、第9シードの
錦織圭(日本)が世界ランク59位の
M・クリザン(スロバキア)に6-7 (4-7), 1-6, 2-6のストレートで敗れ、2回戦進出を逃した。
両者は今回が初めての対戦となり、錦織とクリザンの対戦成績は錦織からみて0勝1敗となった。
この試合、錦織は試合を通して10本のダブルフォルトを犯し、ファーストサービスが入った確率が50パーセントとなっていた。また、クリザンのサービスゲームを2度ブレークするも、それを上回る6度のブレークを許して1時間57分で敗退した。
・錦織、1回戦敗退試合前のインタビューでは、怪我について「100パーセントの状態ではないけれど、頑張ります」とコメントしていた。
今大会の解説を務める
松岡修造(日本)は、錦織の1回戦について「今日の試合は絶対に勝たなきゃいけなかった。第1セットをクリザンに取られても、錦織選手のテニスをしていれば問題ないと思っていた。第2セットの第2ゲーム目、これがすべてだったと思う。急にミスが出始めたが、そのミスも集中力をなくしたミスだった。」
「第1セットを先取されても、錦織選手の方が有利だった。圭がグランドスラムで勝ちたければ、変わらなきゃダメです。タフにならなきゃダメです。」
「今回の敗退は心の問題。それを言えるのは
M・チャン(アメリカ)だけ。今回あったことを一つ一つ積み上げていって、全て積み上がった時に世界のトップ、グランドスラム優勝できる選手になる。」とコメントした。
昨年の同大会で錦織は、4回戦でナダルに敗れるも、日本人男子で75年ぶりの全仏オープンベスト16入りを果たしており、今回1回戦で敗れているため、大会後に発表される世界ランキングは下がる可能性がある。
錦織に勝利した24歳のクリザンは、2回戦で
R・ハーセ(オランダ)と
N・ダビデンコ(ロシア)の勝者と対戦する。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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