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男子テニスのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)に第2シードでエントリーしている世界ランク2位のN・ジョコビッチ(セルビア)は、先週行われたムチュア・マドリッド・オープン男子の欠場を余儀なくされた手首の怪我について、問題なく試合へ臨めると語っている。
「今は手首に関してはかなりの自信を感じているし、1週間前と比べても試合へ向けてしっかりと準備が出来ている。」とジョコビッチは、大会会場のメイン・コートの1つであるピエトランジェリ・コートで全豪オープン・チャンピオンのS・ワウリンカ(スイス)との練習後に語っていた。練習コートには多くのファンが詰め掛けていた。
4月13日から20日にかけて行われたモンテカルロ・マスターズの準決勝でR・フェデラー(スイス)と対戦したジョコビッチは、右手に大きくテーピングを施して臨んでいたが、試合終盤には普段のようにサーブが打てずリターンさえも影響を及ぼしており、敗退する結果となっていた。
「50パーセントの回復より100パーセントの回復を目指し、翌週の大会も怪我の影響を避けたいと思うのはより賢い選択だと思う。2度目に痛めてしまうとその怪我が慢性的なものになってしまう。そんな事には決して陥りたくない。これからは、より一層のケアをして戦って行きたい。」と語るジョコビッチは、怪我でツアー離脱中のJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)やかつて怪我に悩まさせたN・ダビデンコ(ロシア)と同じ状況は避けたいと感じていた。
今大会、上位シード8選手は1回戦が免除されているため、初戦となる2回戦でジョコビッチはR・シュティエパネック(チェコ共和国)と対戦する。
今大会にジョコビッチは、昨年12月から新しいコーチとしてチームに参加した6度のグランドスラムでの優勝経験を持つBo・ベッカー(ドイツ)が見守る中で試合へ臨む。加えて長年コーチ兼アドバイザーとして帯同しているマリアン・ヴァイダ氏も姿を見せると言う。
「ボリス(ベッカー)も来てくれている。マリアン(ヴァイダ)も呼んでいるだ。なぜなら、全仏オープンにはその二人の元で戦うつもりだから。」とジョコビッチ。ヴァイダ氏は最近では、テニスをしている二人の娘や家族との時間に重きを置いていたため、大会会場には姿を見せていなかった。
「彼(ヴァイダ)は自分の事を良く理解しているし、知っているんだ。そしてボリスが更に自分に取って有益な存在になるようなパイプ役も果たしてくれている。だから今、その二人共一緒にいてくれるように努力しているんだ。」
これまで6度のグランドスラム優勝を飾っているジョコビッチは、今大会は2008年と2011年に優勝しており、ベッカー氏とヴァイダ氏という万全な体制の中、自身3度目のタイトル獲得を狙う。
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