男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー)が4日から11日にかけて開催される。出場予定の世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)と同2位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は今大会の結果によってはランキングが入れ替わる可能性がある。
ナダルが3回戦より前のラウンドで敗退し、ジョコビッチが優勝した場合2013年10月7日以来のトップ入れ替わりとなる。
ナダルは同大会、2003年から出場し2005・2010・2013年に優勝している。
ジョコビッチは2006年から出場し、2011年にはナダルを破り優勝している。また、昨年は第1シードで出場したが
G・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れ2回戦敗退している。
ナダルは今季、クレーシーズンでモンテカルロ・マスターズで準々決勝、
D・フェレール(スペイン)に敗れベスト8、バルセロナ・オープン・サバデルでも準々決勝、
N・アルマグロ(スペイン)に敗れベスト8と満足な結果を出せていない。
また、バルセロナ・オープンが始まる前のインタビューでは「大切な試合の重要な場面での自信や闘争心を欠いてしまった」とコメントしている。
《ナダル「自信や闘争心を欠いた」<バルセロナ・オープン・サバデル>》一方ジョコビッチはモンテカルロ・マスターズでは右手首の負傷により思い通りのプレーが出来ず、準決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れている。
《ジョコビッチ「治療も出来る限り受ける」》今年のクレーシーズン未だ勝利出来ていないクレーキングのナダル、全仏オープン初優勝を果たし生涯グランドスラム達成を狙うジョコビッチ、いずれも全仏オープン前に1度優勝し自信をつけたいところ。
両者に不安要素はあるが、トップの座が受け渡される可能性がある今大会の見どころの一つでもある。
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