男子テニスツアーのATPワールド・ツアー500大会であるバルセロナ・オープン・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー)に第1シードで出場する世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)は、先週行われたモンテカルロ・マスターズでまさかの準々決勝敗退のショックを、バルセロナ・オープン・サバデル9度目の優勝を達成する事で払拭する事が出来るかに注目が集まる。
ナダルは今季2勝しており、カタール・エクソンモービル・オープン(ATP250)とリオ・オープン男子(ATP500)を優勝している。
ナダルは今年の全豪オープンの決勝戦で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れ準優勝に終わっており、ナダルはワウリンカに13度目の対戦にして初めての敗戦だった。その敗戦により、それまで持っていた自信を失ってしまったと試合後のインタビューで語っていた。
また、モンテカルロ・マスターズでは準々決勝で、同胞の
D・フェレール(スペイン)の前にストレートで敗退し、ベスト8で終わる。
これはナダルが初出場した2003年の3回戦敗退以来となる早いラウンドでの敗退だった。ナダルは2005年から2012年まで大会8連覇を達成しており、昨年は決勝戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)に惜しくも敗れ、9連覇を逃した。
ナダルは21日バルセロナで行われた記者会見で「今シーズンはまあまあなスタートが切れていた。大切な試合の重要な場面での自信や闘争心を欠いてしまった事以外はね。」と、自身の気持ちを明かしている。
加えて「これまでのテニス人生でも何度か困難に直面して来た。これもその中の1つに過ぎないけどね。」と、事の大きさを語りつつも前向きな姿勢でとらえているとコメントしていた。
バルセロナ・オープン・サバデルはシード選手16名が1回戦を免除されているため2回戦から登場する。ナダルは2回戦でA・ラモスと
N・ダビデンコ(ロシア)の勝者と対戦する。
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