男子テニスツアーのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は10日、シングルス3回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が第28シードの
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)に3-6, 6-3, 6-7 (5-7)のフルセットで敗れ、ベスト16進出とはならなかった。また、昨年覇者のナダルは大会連覇の夢が途絶えた。
この試合、第3セットの第10ゲーム、ドルゴポロフのサービング・フォー・ザ・マッチで世界ランク1位のナダルは土壇場でブレークバックに成功し、タイブレークへ。ナダルはタイブレークでリードするも、ドルゴポロフの強烈なストロークにおされ、2時間19分で敗れた。
両者は今回が6度目の対戦で、ナダルはドルゴポロフに過去5連勝していたが、今回は初の敗戦を喫した。
今大会の初戦である2回戦で、ナダルは
R・シュティエパネック(チェコ共和国)に苦戦するも逆転勝利をおさめていた。
昨年の2月に膝の怪我から復帰を果たしたナダルは、同年のBNPパリバ・オープン男子で優勝。その年には全仏オープン・全米オープンを含む10大会でタイトルを獲得する快進撃、さらに世界ランク1位に返り咲いた。
また、今年の全豪オープンでは決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れた。
《偉業逃し涙のナダル「全力を尽くした」、まさかのアクシデントに見舞われる<全豪オープン>》一方、王者ナダルから初勝利をあげたドルゴポロフは、4回戦で第13シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)と対戦する。フォニュイーニは3回戦で第23シードの
G・モンフィス(フランス)を接戦の末に下しての勝ち上がり。
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