テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝 日本対チェコ共和国戦に初選出された21歳
ダニエル太郎(日本)は、試合後に会見を行い、質問に答えた。
まずは、大会1日目の第2試合について、
L・ロソル(チェコ共和国)との対戦を振り返って「今日、ファイナルまで行けたのはいいんですが、すごい悔しいです。」と話した。
なぜスペインを拠点にしているのかという質問には「お父さんがスペインでテニスをやらせたいという気持ちがすごいあった。最初はバルセロナで試してみたんですけど、そこまで好きじゃなかった。今いるバレンシアで出来て、小さいとこであんなたくさんプロの人が居るっていうところは、あんまり世界にないと思う。」
また、
D・フェレール(スペイン)も拠点としているバレンシアのクラブでは「フェレールとは、結構(練習)やらせてもらってて、それもすごい良い経験です。世界トップ10なんで、そういう人たちと練習出来るってことは、やはりすごい良いです。」と話した。
デビスカップのデビュー戦がワールドグループ準々決勝ということで、試合をやる前とやった後ではどうでしょうかという質問に「以前の日本対カナダ戦の試合とか見てて、僕出来るのかなっと思ったんですけど、今日ロッカールームとかでみんなに一言言われたりして、コートに入って打ち始めた時には緊張感はなくなっていました。」
「初めての試合にしては、結構いい試合が出来たと思います。勝てなかったのは悔しいですけど、これからも日本を代表してもっと活躍出来たらなと思います。」
同世代のヴェセリと試合して、1度対戦し勝っており、今回彼とまた試合してみてどういう印象をもったのか、また彼との差があるのかないのかという質問に「ちょっと難しいですけど、差があってないという感じです。本当に僕はベースラインからのストロークは、あの人たちのレベルくらいかそれより高いと思っています。」
「ただ、サーブ、あとはボレーとかで僕は負けているので、そこがでかい差です。サーブはテニスの中で1番大切なショットだと思うので、僕も背が高いので、これからサーブ200キロ打てるように頑張ります。」
日本のファンがすごく増えていると思うのですが、そのあたりは実感しているのかという質問には「ファンが増えてきているのは、少しは感じています。でも感じた方がいいと思うけど、そこまで感じなくてもいい場面はあると思います。僕は自分のテニスだけの事を考えて、出来るときだけにファンにありがたく言葉を伝えます。」と答えた。
また、これからの拠点については「今のところスペインで続けていきたいです。これからは日本に帰ってくる機会も増えてくると思うので、日本に帰ってきて自分のテニスを見せたいし、これからもファンを多くしていきたいです。」とコメントした。
現在世界ランク191位のダニエル太郎。今年の全豪オープンの予選では、本戦出場まであと1歩のところで逃すも、2月のロイヤル・ガード・オープン・チリでは、ATPツアー初のベスト8へ進出する活躍をみせ、今回デビスカップ日本代表として、初めて選出された。日本のエース
錦織圭(日本)に続く期待の選手の1人で、今後の活躍が注目される。
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