テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)の男子シングルス4回戦で、第1シードの王者
R・ナダル(スペイン)に敗れた第16シードの
錦織圭(日本)。2年ぶりのベスト8進出とはならなかったものの、ナダルに対して大健闘した世界ランク17位の錦織は、トップ10入りに向けて意気込みを語った。
現在24歳の錦織は世界ランキングで、2013年の6月に自己最高となる11位を記録し、トップ10まであと一歩と迫った。しかし、その後のハードコートシーズンでは波に乗れず、トップ10入りを逃してしまった。
更なる飛躍を目指す錦織は、昨年末から元世界ランク2位で1989年の全仏オープン覇者
M・チャン(アメリカ)をコーチに迎えた。
「自分のテニスが格段に良くなっているのは感じる。1つ1つのショットに自信をつけて、凡ミスを減らす事が1番の課題。これからは自分のテニスを磨いていけば、結果も出てくる。」
今回の全豪オープンで錦織は、1回戦で
M・マトセビッチ(オーストラリア)、2回戦では
D・ラヨビッチ(セルビア)をストレートで下し、気温が40度を超える2試合をストレートで制した。そして、3回戦では24歳同士の対決となった
D・ヤング(アメリカ)に勝利して、3年連続のベスト16進出を果たした。
大一番となった4回戦で世界ランク1位のナダルにストレートで敗れはしたものの、互角の戦いを見せて約15,000人収容のセンターコート ロッド・レーバー・アリーナの大観衆を盛り上げた。
錦織はナダルとの対戦成績を0勝6敗とはしたものの、世界トップ10入りに期待が持てる試合内容だった。
(コメントはWOWOWから抜粋)【錦織圭 vs ラファエル・ナダル 過去の対戦成績】
<2014年>
・全豪オープン4回戦 錦織圭 6-7 (3-7), 5-7, 6-7 (3-7) R・ナダル
<2013年>
・全仏オープン4回戦 錦織圭 4-6, 1-6, 3-6 R・ナダル
<2012年>
・ソニー・オープン男子4回戦 錦織圭 4-6, 4-6 R・ナダル
<2011年>
・ソニー・オープン男子2回戦 錦織圭 4-6, 4-6 R・ナダル
<2010年>
・ウィンブルドン1回戦 錦織圭 2-6, 4-6, 4-6 R・ナダル
<2008年>
・AEGON選手権3回戦 錦織圭 4-6, 6-3, 3-6 R・ナダル
【錦織圭 全豪オープン戦歴】
<2014年>
・1回戦 勝利 M・マトセビッチ 6-3, 5-7, 6-2, 4-6, 6-2
・2回戦 勝利 D・ラヨビッチ 6-1, 6-1, 7-6 (7-3)
・3回戦 勝利 D・ヤング 7-5, 6-1, 6-0
・4回戦 敗退 R・ナダル 6-7 (3-7), 5-7, 6-7 (3-7)
<2013年>
・1回戦 勝利
V・ハネスク(ルーマニア) 6-7 (5-5), 6-3, 6-1, 6-3
・2回戦 勝利
C・ベルロク(アルゼンチン) 7-6 (7-4), 6-4, 6-1
・3回戦 勝利
E・ドンスコイ(ロシア) 7-6 (7-3), 6-2, 6-3
・4回戦 敗退
D・フェレール(スペイン) 2-6, 1-6, 4-6
<2012年>
・1回戦 勝利
S・ロバート(フランス) 6-1, 7-6 (9-7), 6-0
・2回戦 勝利
M・エブデン(オーストラリア) 3-6, 1-6, 6-4, 6-1, 6-1
・3回戦 勝利
J・ベネトー(フランス) 4-6, 7-6 (7-3), 7-6(7-4), 6-3
・4回戦 勝利
JW・ツォンガ(フランス) 2-6, 6-2, 6-1, 3-6, 6-3
・準々決勝 敗退
A・マレー(英国) 3-6, 3-6, 1-6
<2011年>
・1回戦 勝利
F・フォニュイーニ(イタリア) 6-1, 6-4, 6-7 (4-7), 6-4
・2回戦 勝利
F・マイヤー(ドイツ) 6-4, 6-3, 0-6, 6-3
・3回戦 敗退
F・ベルダスコ(スペイン) 2-6, 4-6, 3-6
<2009年>
・1回戦 敗退
J・メルツァー(オーストリア) 5-7, 2-6, 1-6
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