テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は20日、女子シングルス4回戦が行われ、第3シードで2008年覇者の
M・シャラポワ(ロシア)は第20シードの
D・チブルコワ(スロバキア)に6-3, 4-6, 1-6の逆転で敗れ、4回戦で姿を消した。
この試合、シャラポワは第1セットを先取するも、第2セットからチブルコワの強打に苦しみセットカウント1-1となる。
勝敗がかかる第3セット、シャラポワは第1ゲームでチブルコワにブレークを許す苦しい展開を強いられる。その後シャラポワは左右に揺さぶるストローク戦を展開するも、攻撃の手を緩めなかったチブルコワに逆転負けを喫した。
両者は今回が6度目の対戦で、シャラポワはチブルコワとの対戦成績を3勝3敗とした。
今大会2回戦でシャラポワは、世界ランク44位の
K・ナップ(イタリア)を6-3, 4-6, 10-8の激闘を制していた。試合時間は3時間28分だった。
昨年シャラポワは右肩の怪我により戦線離脱を余儀なくされ、グランドスラムでは全米オープンを欠場しており、今大会が四大大会復帰戦となっていた。
今季開幕戦のブリスベン国際女子でベスト4進出を果たすも、準決勝で
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れていた。
26歳のシャラポワは2012年の全仏オープンを優勝した事により、生涯グランドスラムを達成していた。これまでのグランドスラムでは2008年の全豪オープン、2012年の全仏オープン、2004年のウィンブルドン、2006年の全米オープンでタイトルを獲得している。
また、シャラポワと交際している
G・ディミトロフ(ブルガリア)は男子シングルスに第22シードで出場しており、グランドスラム初のベスト16進出を決めている。
一方、勝利したチブルコワは、これまでツアー大会で3度優勝しており、自己最高ランクは2009年に記録した12位。準々決勝でチブルコワは、第8シードの
J・ヤンコビッチ(セルビア)と第30シードの
E・ブシャール(カナダ)の勝者と対戦する。
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