テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は19日、女子シングルス4回戦が行われ、第1シードで過去5度の優勝を誇る女王
S・ウィリアムズ(アメリカ)が第14シードで元世界ランク1位の
A・イバノビッチ(セルビア)に6-4, 3-6, 3-6の逆転で敗れる番狂わせに見舞われ、4回戦で姿を消した。
この試合、13本のサービスエースを決めたセリーナだったが、強烈なリターンを放つイバノビッチに4度のブレークを許してしまい、1時間56分で4回戦敗退となった。
世界ランク1位のセリーナは、過去の全豪オープンで2003・2005・2007・2010年に優勝していた。昨年は準々決勝で
S・スティーブンス(アメリカ)に敗れた。
2013年、セリーナは75勝4敗と他を圧倒した。グランドラムでは全仏オープン・全米オープンの2大会で優勝。また、2013年2月に世界ランキングで1位に返り咲いた事により、歴代最年長での女王となった。
さらにツアー最終戦であるWTAチャンピオンシップでは元女王
J・エナン(ベルギー)以来となる大会2連覇を達成した。エナンは2006・2007年に連覇していた。
今大会でセリーナは4回戦進出を決めた時点で、
M・コート(オーストラリア)を抜く61勝目を勝利をあげて全豪オープンシングルス最多勝記録を更新していた。
一方、セリーナを破る金星をあげた元女王のイバノビッチは、前哨戦であるASBクラシックで通算12度目の優勝を飾り、今大会へ出場していた。
イバノビッチは2008年の全豪オープンで準優勝、同年の全仏オープンではグランドスラム初のタイトルを獲得している。
準々決勝でイバノビッチは、第30シードの
E・ブシャール(カナダ)と
C・デラクア(オーストラリア)の勝者と対戦する。
■関連記事■
《女王セリーナが全豪単最多記録更新<全豪オープン>》《世界1位セリーナが2連覇、元女王エナン以来の快挙達成<WTAチャンピオンシップ>》《女王セリーナ2連覇達成「愛を感じてプレーした」、準Vアザレンカ「厳しい敗北」<全米オープン>》《セリーナ、11年ぶりの優勝「信じられない、もう1度優勝したいわ」<全仏オープン>》《元女王対決はイバノビッチが制す、通算12度目のタイトル獲得<ASBクラシック>》■関連動画■
《全豪オープンテニス2014みどころ》