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男子テニスでグランドスラム17勝しているR・フェデラー(スイス)は、2013年に2002年以来初となる四大大会のタイトルがないままシーズンを終えた。そして、グランドスラム6度の優勝を誇る元世界ランク1位のS・エドバーグ(スウェーデン)を2014年からコーチとして迎え入れると発表した。
また、グランドスラムで36試合連続でベスト8以上に進んでいたが、その記録もウィンブルドン2回戦敗退で途切れた。現在、新たなラケットに慣れるのに苦労していたフェデラーだが、その問題は解決されたと本人は断言している。
今回の全豪オープンが57度目の四大大会出場となるフェデラーは「プレッシャーはない。」と、語る。
フェデラーはドバイで1週間、エドバーグと練習しており、2人はそのまま全豪オープンに乗り込む。
「今年はエドバーグとツアーで過ごせる大会を毎回楽しみにしている。彼(エドバーグ)にも人生があるから、コーチのお誘いは断られると思っていた。だから引き受けるという連絡があった時は、本当に嬉しかった。引き受ける必要は全くなかったんだからね。」
フェデラーは自分で自分の事を「テニス歴史学者」としているが、エドバーグの事を話す時は、まるでエドバーグのファンであるかのように話をする。
「エドバーグのキャリア、そして当時の状況がどうであったかを考えるとワクワクするし、魅了される。特にエドバーグの時代は、僕がテレビでよく試合を見ていた時代。だから興奮しているし、彼と時間を過ごせるなんてすごい事。」
「もし『現状では難しい。』とエドバーグから断られていたとしても、その時は少なくとも彼と美味しい夕食を何度か食べる事が出来たし、子ども時代のヒーローと時間を過ごせた事になるから、それはそれで良かった。それだけで僕のやる気は高まっていただろうし、数週間でも数カ月でもインスピレーションが続いていただろうからね。」
「でも、結果として引き受けてくれてツアーを回ってくれている。これは現在進行形の出来事で、今から本当に楽しみだ。」
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