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男子テニスで22歳のG・ディミトロフ(ブルガリア)は、プライベートでM・シャラポワ(ロシア)との交際が公になり注目を集めた。その端正な顔立ちに加え、ツアー初優勝を飾ると共に世界ランクでは1年前の48位から先月は自己最高位の22位にまで上昇させる実力の持ち主であるディミトロフが、今後の抱負を語った。
「今シーズンは自分にとって、素晴らしい1年だった。ツアー初優勝も飾ったし、トップ選手からの勝利も味わった。でも、まだ達成したいと願っている事に辿りついてはいない。」と語るディミトロフは、イフ・ストックホルム・オープンではブルガリア人男子選手として初めてツアー優勝を飾った。
「次の大きな目標は、グランドスラムでの優勝。もしそれがウィンブルドンだったら最高だけど、それ以外のグランドスラムだって、もちろん大きな功績。」と、次なる目標を明言した。
2008年にウィンブルドンと全米オープンのジュニア・タイトルを獲得した時、フォームがR・フェデラー(スイス)を彷彿させると話題になり“ベビー・フェデラー”と呼ばれるようになった。
「フェデラーと比べられる事を楽しんでいた時期もあったけど、そう言っていた人達にも今の自分自身を見てもらいたい。」と、世界のトップ20入り目前にまできたディミトロフは、自分自身の認識を求めている。
そんな彼は先月、ロジャー・ラシード氏を新たにコーチに招き入れた。ラシード氏はこれまでL・ヒューイット(オーストラリア)、G・モンフィス(フランス)、JW・ツォンガ(フランス)など、多くのトップ選手の指導経験がある名コーチの1人。
「もっと向上させなければならないところを一緒に練習しているし、更なる向上を目指している。グランドスラムの男子は5セットマッチだから、それを戦い抜けるスタミナもつけなければならない。そして、安定感も大切な鍵になる。」
「自分のテニスをもっと良いものにしたいから、とてもハードな練習をこなしている。ジムにも缶詰状態。ストックホルムの決勝戦で勝った直後にだって、ジムへ直行したくらいだからね。」
これまでのグランドスラムでは3回戦進出が最高成績のディミトロフだが、ツアー優勝を手に入れた今、次なる目標はそツアーの最高峰であるグランドスラムでのタイトル獲得。名コーチであるラシード氏の指導で、ディミトロフは目標へ向かって突き進む。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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